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≪ビジョン≫  
  10年後の環境対策・事業経営に自信がありますか   
    21世紀は環境の世紀と云われて十数年が経過した今日、ごまかしや適当な対処でお茶を濁せた時代は終わりつつあり、私たちは今や科学的根拠に基づく結果を求める時代に入りつつあります。環境保全や改善に関わる企業と社会の関係を振り返れば、「社会貢献活動」、「企業の社会責任」という段階があり、企業は善良な市民としてコンプライアンスの遵守に取り組むようになりました。しかし、環境問題の本質的解決つながることにはなりませんでした。そもそも環境負荷(生態系サービスの損傷)や環境被害(生態系ディスサービスの発生)の頻発は、自然資源の非効率・不適切な使用が発生させたのです.これは,負荷や被害の低減への努力が長期的に事業はもちろん社会の利益を向上させること、経済的効率と社会進歩がシナジー関係にあることへの理解が十分でなかったことに起因しています。
 今日のグローバル化の進展によって、自然資源の利用や改善に関係する事業は、農業、林業、畜産、園芸、造園、土木・建設、エネルギー分野はもとより,自動車などハイテク分野においても、「地球に優しい技術・製品・サービスの開発競争」から「そもそも地球に優しい技術・製品・サービスとは何かをめぐる戦い」の段階に移りつつあります。これをグリーン・ビジネス競争と云います.その定義は、地域、業界、企業、製品やサービスの種類で異なるかもしれませんが、いずれの事業・地域であれ、‘議論に参加し、ルールづくりに関与しなければ、社会から「不満足な持続可能基準」だと評価されるリスクを負うことになります。悪ければ、新しい環境被害対策や環境負荷の低減を理想に掲げた模範生として評価されている競争相手(企業・地域)に後れを取り、最悪の場合は事業や地域の存続すらも脅かされかねません。
私たちの役割は、様々な緑地の生態系サービスの向上および生態系ディスサービスの軽減関わる持続可能な基準づくりとともに、それを実践する最良管理慣行(Best Management Practices: BMPs)の策定・立案を可能にすることです

 

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